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映画「性別が、ない! インターセックス漫画家のクィアな日々」

篠原くるみ
こんにちは!ジェンダーイコール 篠原です。
ドキュメンタリー映画 「性別が、ない! インターセックス漫画家のクィアな日々」 。
こちらの映画、公開に向けてクラウドファンディングで資金調達をされていました(すでに募集は終了しています / プロジェクトページはコチラ)。
ジェンダーイコールと同じ東京都北区で活動されている Rainbow Tokyo 北区 代表の時枝氏に教えていただき、わずかながら支援させていただきました。そして、4月30日 UPLINK渋谷にてクラウドファンディング支援のリターンとして先行公開の鑑賞をしてまいりました!

セクシュアリティを「表現する」ということ

映画のテーマとマッチしてるかわかりませんが。一言、すごく「爽快」な映画でした。

自らのセクシュアリティを語る登場人物の方々。
「ヒゲがあっておっぱいがある自分の姿がすごくしっくりきた」って語る姿、めちゃくちゃカッコよいのです!

僭越ながら、わたしも「母親役割」「性別役割」から抜け出せていなかったときがすごくしんどかったなぁと思い出してしまいました。。
悩みの種類はぜんぜん違うと思います。ただ、「本当の自分」がわからないとき、周囲に理解してもらえないとき、自分に胸を張れないときが辛いという点では、いわゆるセクシュアルマイノリティと言われる人もそうでない人も、みんなおんなじだろうと思うのです。

そして、主人公であるマンガ家の新井さん。コミックエッセイでご自身や周囲の方々についてリアルな表現をしている方です。
性に悩む人たちからたくさんの支持を得ている一方で、セクシュアルマイノリティの実情を公にすることに対し反発を示す人もいるとのこと。
そんな声に対しての新井さんの一言に、わたしはとても勇気付けられました。
声を上げることで見える世界がある。本当にその通りだと思います。

子供(小2)の反応

今回、子供と一緒に鑑賞させていただきました。
親的な目線としては、視野を広げてほしいとか、そういう想いもあり。そして単純にどんな反応するんだろう?という興味もあり(笑)
とはいえ、結構きわどい表現とか出てきそうだし、大丈夫かな〜?と内心少しドキドキしていましたが、本当に子供にも見せてよかったと思っています。

子供なので感想は単純ですが、
「〇〇さんは、お仕事で一緒の人。学校の先生。」
「〇〇くんは、小学校のとき男の子が好きだと思ったんだよ。」
「あの人は、まえは男の人だった。」
「あの二人は、家族とかきょうだいじゃないけど、一緒に住んでる。」
などなど、ちゃんと見たままの事実をなぞっている!しっかり見ていたようでエラかったです。

その一方で、映画の終盤、
「ママは、性別あるよね???」と心配そうに確認してきました。。
そっか、そこかぁ。なんだか少し不安になったみたいでした。

子供の反応は正直です。彼女のこれまでの8年間、家族も友達も先生も、「女」と「男」しか見えてこなかったのだから。

それでも、大事だと思うのは、事実を見せること。
世の中にはこんな人がいて、こんな顔をしていて、こんなふうにしゃべって、こんなお仕事をしていて、こういうふうに生きている人。
画面の向こうだとしても、ドラマとドキュメンタリーの違い、創作とリアルの違いくらいは子供にもわかります。
実在する人間が動く姿を見せること、見せ続けることが大事だと思うのです。

これからの社会に絶対必要だと感じたこと

わたしがこの映画を見て、即刻いまの社会に取り入れるべきだと強く感じたことが二点あります。

ひとつめは、性別欄の廃止もしくは改定です。
「男・女」ってマルつけるあれ、いる?
ほとんどのケースで必要ないですよね。そもそも大抵「男」が先に書かれてることに毎回イラッとするし、なくてよくないですか?
…とわたしですら思うくらいなので、どちらにもマルを付けたくない、しっくりこない方はきっともっと毎回嫌な思いをされていると思います。

それからふたつめ。
学校の先生や保育士さんに、セクシュアルマイノリティといわれる方々が増えるといいなと思いました!
出張授業とかでもいいです。もっともっと子供たちの身近な存在になってほしいなと思います。

この映画に出てくるような、単なる「男」とか「女」に分類されない人たちを「なんだかよく分からない人」としてしまう原因。
その大半は、多くの人がセクシュアルマイノリティ当事者との接触機会を逃してきたことだと、子供の反応を見て感じました。

自分ではない人間と関わり合うとき、「人と人」としてリスペクトしあえる付き合いができれば、相手の「性」が何かというのは取るに足らないことなんじゃないでしょうか。
映画「性別が、ない! インターセックス漫画家のクィアな日々」。ドキュメンタリー映像のパワーを感じました。
魂を込めてこの映画を製作された渡辺監督の想いが、是非たくさんの人に伝わってほしいなと思います。

映画の公式サイトはコチラ。2018年7月28日よりUPLINK渋谷にて公開されます!

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