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職業と所得のジェンダーギャップ


くるみ
こんにちは!ジェンダーイコールの篠原くるみです。
今回は、職業とそれにより得られる所得のジェンダーギャップについて最近気になった記事や本をご紹介します。男性と女性の賃金格差はどこから来るのか?どうしたら解消できるのか?女の子が大人になる過程で取る、「選択」に注目して考えてみます。

Google先生の素敵な絵文字

いいですね~これ。

例えば女性の少ない職業があったときに、「エンジニアは男性が多いからねー」って捉えるのではなくて、「エンジニアにはなぜ女性が少ないのだろう?」と考えることが大事だと思うんです。逆もまた然りで、「なぜ看護師には男性が少ないのだろう?」とか、「なぜ保育士には男性が少ないのだろう?」とか。
「人をサポートする仕事には女性が向いているから」、これは思考が停止している人の考え方です。よくよく考えていくと、そこには合理性がない事が多いのではないでしょうか。「おっぱいがあるから女の人が育児をしたほうがいい」と同じですね。

絵文字に「女性の専門職を」、グーグルが提案 多様性促す—CNN.co.jp
現在普及している絵文字では、男性はランナーや警察官、女性はダンサーや美容師と、性別による職業の偏りが著しい。「女性は絵文字を最も頻繁に使っていて、幅広い専門職に就いているのに、その事実が現在の絵文字に反映されていない。そこで差し迫った平等問題として対応を手助けしたい」とグーグルはコメントしている。

この絵文字のいいなと思ったところは、teenagerとかもっと下の子供達に訴求できるところ。上の引用にあるように、現状「女性が少ない職業」でも、実際就いている人はいるんですよね。
女の子たちが女性の医師や科学者のイラストに自然に触れて育つことができれば、当たり前のように自分たちの将来の夢の選択肢に入れることができますよね。将来的に選択するかしないかはわからないけど、選択肢に入っていること。これが重要だと思うのです。

賃金格差はどこから来るか

残念ながら今、男女間の賃金格差は事実としてあります。
ではそれがどこからきているのか?職業選択そのものが賃金格差に繋がっている可能性が高いというのが、下の記事です。

なぜ日本は「女性の生産性」が極端に低いのか—東洋経済online
(〜略〜)日本社会の中で、女性に任されている仕事が、そもそも付加価値が低いものが多いのではないかということです。たとえば、銀行の窓口業務を行っているのがほとんど女性行員だという事実からもわかるように、これまで日本企業において女性の潜在能力は明らかに過小評価され、労働力として有効活用されてきませんでした。付加価値の低い仕事を機械化して、足りないと言われている他の仕事で女性に活躍してもらったほうが良いでしょう。

この記事では、日本における男女の賃金格差は「女性は非正規雇用が多いから」ではなく、「同一労働同一賃金が実現されていないから」でもなく、「そもそも男性と女性が同じ仕事をしていないから」、つまり「女性の就いている仕事は付加価値の低いものが多いから」であると論じています。

男女間の賃金格差のどこに問題があるかというと、賃金の低い方(いまのところ多くは女性)が家事や育児などの家庭責任を主として負うことの合理性を生み出すことだとわたしは考えています。これによりますますキャリア形成のチャンスを逃してしまい、さらに賃金格差が広がるという負のループ。
さらに問題だと感じるのは、これから仕事に就こうとする若い女子が、男性と同じように稼げる職業を選ぶ選択肢を持っているのか?ということです。

もちろん、女性にも、男性と同一労働をするという意識改革が必要です。報道によると、若い世代でも「専業主婦」志向が高止まりしているそうですが、そのような意識は変えなければなりません。

男性にこういうことを言ってもらえると嬉しいですね。
こういう覚悟を持って職業選択をしたとして、またその先にライフイベントという大きなトラップが待っているんですけどね。世で言う「家庭責任」が女性側の問題と捉えられていることや、企業の掲げる「女性支援制度」=時短や育休延長の妥当性については言いたいことが山ほどありますのでまた別の機会に。
それと、わたしは男性の多い職業に就いているのですが、それが超ハッピーでみなさんに超絶オススメかというと、そうとも言いきれないところもあるのです。これもまた機会があれば。

ともかく、女性が男性と同じ仕事に就くというのが、賃金格差解消への第一ステップだということは言えそうです。

格差解消への道は

では、そんな未来はいつ来るのか。

LIFE SHIFT(ライフ・シフト)

この本によれば、男女の賃金格差が解消するのは、このままいけば70年かかるそうです(!!)
これからは100年以上生きる人が増えるそうなので、わたしが105歳になったときに「やっと男女の賃金格差なくなったわ〜よかった〜」って寿命を全うするのも悪くないですけど、できればもっと先に実現してほしい。というか、させないといけないと思うわけです。
少なくともこれから大人になる女子たちには、男と同等以上に稼げるようになってもらいたい。その意識と覚悟を持って様々な選択をしていってほしいと思うのです。

大人たちは、彼女たちの邪魔をしてはいけない。選択を狭めるようなことを意識的、無意識的に関わらずやってはいけないのです。
個人的には、エプロンを付けたお母さんとネクタイ姿のお父さんがセットで出てくるような絵本は全て絶版にして島流しにするか、「この描写は50年前の価値観に基づいたフィクションです」とキャプションを付けて出版し直してほしいところですが笑
そうもいかない事情もあると思いますので、そういう描写に出会ったときはさり気なく「お父さんがご飯作ってもいいのにねー」とか伝えるようにしています。そういう小さいことから、未来につながると信じて。

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