Skip to main content

東大生たちとのディスカッション(その①)

田渕恵梨子
Twitterを通じて、学生団体から私たちの活動について問合せがありました。

彼女たちは「HCAP東京大学運営委員会」のメンバー。
HCAP(=Harvard College in Asia Program)とは、ハーバード大学に本部を置く学生主体のプログラム。
毎年、アジアの大学から8校程度が選考され、ハーバード大学との短期交換留学プログラムを開催しているそうです。

2月に東京で予定している学生会議の企画において、ジェンダー問題をテーマにする案が出ているとのこと。
そこで、私たちに日本の実社会でのジェンダーにまつわる諸問題についてヒアリングしたいという相談でした。

私たちはもちろん快諾。
学生、それも「東大」という優秀な学生たちがジェンダー問題に興味を持ってくれている。
なんてすばらしいことでしょう。すぐに面談日程を調整してお会いすることになりました。

事前準備

事前に3つの質問をいただきました。

  1. 現在の日本におけるジェンダーギャップの状況や変化について
  2. 今後実施を予定している啓蒙活動について
  3. 当NPOの男性の視点の取り入れ方について

メンバー間で集まってレポートにまとめた上で当日を迎えました。

いよいよ当日

休日のお昼時、東大生3名と当NPOメンバー4名とのディスカッションが始まりました。
企画立案者の村上さんは女性でしたが、あとの2名は男性。
若い頃からジェンダー問題に感心を持つ男性が増えれば、日本の将来も明るいですね。
希望の光が差し込みました。

私たちは、用意していたレポートを手渡し、順を追って説明を始めました。

このレポートは、私たちの考えがまとまっていますので、当NPOについて知っていただくのにちょうど良い内容になっていると思います。
せっかくの機会ですので公開させていただきますね。

1.現在の日本におけるジェンダーギャップについて。

学生からもらっていたこの質問に対して、私たちは4つの問題を共有しました。

①女性の就業率、キャリア志向は増加傾向にあるが、産後のキャリア維持が非常に難しい。
②男性の家事育児意識が非常に低い。
③男性側が育児経験に伴う付加価値を認識できていない。
④政府が提唱している「女性活躍」の真相。

1−①女性の就業率、キャリア志向は増加傾向にあるが、産後のキャリア維持が非常に難しい。

私たちは日本のジェンダーギャップが解消されない大きな原因として、
「男女共に「男は仕事、女は家庭」という固定観念から脱却できていない。」
という大前提の問題があると考えています。

このことからさまざまな悪循環スパイラルを生み出しています。
例を挙げると次のようなイメージです。

 夫の家事育児協力が不十分。
  ↓
 出産を機に夫の家事育児協力に期待が持てない女性が仕事復帰と同時にのしかかる家事育児との両立に不安を感じて第1線に戻ることを諦める。
  ↓
 本人の希望または会社からの辞令による時短勤務やマミートラック(*)への移動。
 (*)マミートラック・・・仕事と子育ての両立はできるものの、昇進・昇格とは縁遠いキャリアコースのこと(コトバンクより)
  ↓
 夫とのキャリア差がどんどん広がる。
  ↓
 能力はあるのにどんどん自信を無くしてしまう。(もったいない!)

その他にも、

  • キャリアアップの重要な時期と出産の時期が共に30代である
  • 家事育児に専念したい男性を許容しない日本社会

など、女性の産後のキャリア維持を阻害する要因はたくさんありますが、
まずは日本人の大多数の根底にある、伝統的な固定観念から解放されることが重要だと考えています。

今日はここまで!

次回は「②男性の家事育児意識が非常に低い」について。
また時間を作って続きを書きます。

〜本の読み聞かせで伝える〜 小学生に向けたジェンダー問題提起

田渕恵梨子
息子の通っている小学校で「本の読み聞かせボランティア」に参加しています。
毎週火曜日の8:25〜8:40の15分間、各クラスに割り当てられたボランティアが自分で選んだ本を子どもに読み聞かせるという活動です。
昨日私の出番がやってきたので、1年生のクラスに読み聞かせをしてきました。

レイフ・クリスチャンソン作「おんなのこだから」

読み聞かせに選んだのは、レイフ・クリンチャンソン作「おんなのこだから」という本です。
歴史的な性別役割分担に疑問を投げかける内容になっています。

”おそうじ せんたく おかいもの 食事のしたく あとかたづけ 弟や妹のせわ 女の子だから あたりまえ?”

冒頭からこんな調子で進みます。

子どもたちの反応は?

1文ずつ、子たちに向けて疑問を投げかけるような形で読んでいくと、

「そんなことなーーーーーい!」「パパだってやってるよーーーーー!」

子どもたちからはこんな声が聞こえてきました。

”大臣 社長 裁判長 女の人はめずらしい。牧師 神主 お坊さん。男のひとがいちばん?”
”大工 運転手 宇宙飛行士 女の人ができるしごともっとあるはず。”

昔はね、男の人しかできないような力仕事とかが多かったから、男の人が外で働いて女の人が子育てや家のことをしていたんだよ。
でもね、コンピュータが出てきたことによって、今では女の人も男の人と同じように仕事ができるようになったんだ。
だからこれからは、子育てや家のことも仕事と同じように男の人も女の人もどちらもやる時代なんだよ。
そう伝えると、子どもたちは「そんなこと知ってるよーーーーー!」と力強い言葉が返ってきました。

小池都知事人気!?

ママが仕事をしていてパパが家のことをしていても全然変じゃないし、女の子だって総理大臣や社長になれるんだよ。
私がそう話すと、1人の男の子が
「もう女の総理大臣いるよーーー!小池都知事!」
(総理大臣ではないけど^ ^;)
「そうだそうだーーー小池都知事がいるーーー!」
と、多くの子供達がそんなことは当然だといった感じで反応していました。

1つ気になったこと

1つだけ気になったことといえば、元気よく反応してきたほとんどが男の子だったという点です。
女の子がやけに控えめな印象を受けました。
実は前回、1年生の別のクラスでこの本の読み聞かせをしたのですが、その時も同じ印象でした。
シェリル・サンドバーグ著「リーン・イン」に書いてあったのですが、女性は自分に自信が持てずに男性と同じテーブルにつこうとしない傾向があるそうです。
女性は男性に比べて自己を過小評価してしまいがちで、議論の場で控えめな態度を取ってしまいやすいようです。小学1年生から既にその性質が現れているということなのでしょうか?
そうであれば、女の子にはもっと自信をつけてもらいたいと感じました。

最後に心強い女の子の言葉をもらえた

”てきぱき家事するお父さん しごとにいきいきお母さん すてきじゃない”
”あなたはどう思う?”

で本の最後は締めくくられます。
読み終えた後、子どもたちに「大きくなったら何になりたい?」と聞いてみました。
すると、1人の女の子から「医者になりたい」という声が。すばらしい!
どんな職業も大切で素晴らしいことはわかっています。
ですが、願わくばこれからの子どもたち(特に女の子)には、サポートに回るような仕事ではなくて、医者のように自己判断して決断のできる仕事に積極的についてほしいです。
男女問わず「社長になって会社を経営したい!」「政治家になって世の中を変えたい!」といったような力強い声がたくさん聞こえてくる世の中になればうれしいな。
今後当NPO法人では、女の子がもっと積極的になれるような活動や子どもたちが自信を持てるような成功体験ができる活動を実施していきたいと思っています。

【参考】

ご報告:「NPO法人ジェンダーイコール」になりました

平素より格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。

ジェンダーイコールはこれまで任意団体として活動してきましたが、
このたび、東京都庁から特定非営利活動法人(NPO法人)の認証をいただき、平成29年8月30日付けで法人登記が完了しました。

日本のジェンダー格差問題

  • ジェンダーギャップ指数144ヵ国中111位。
  • 女性の賃金は男性の73%。
  • フルタイム就労の3割が出産後に退職。

我が国で抱えている「少子化問題」は、今後確実に「国力の低下」につながります。
少子化の原因にはさまざまな要因がありますが、これらの問題も少なからず起因しているはずです。

教育機会の格差がないにもかかわらず、女性や母親という理由で能力を発揮しづらい日本社会。
その背景には、未だわたしたちを縛り続ける「男は仕事、女は家庭」といった固定観念があります。

近年、日本ではキャリア志向の女性が増えているにもかかわらず、
いまだに伝統的な性別役割分担の固定観念を固持し続けている男女が多くいます。

少子化が進むことで人口が減少するなか、どのように労働人口を補填するのか。
移民政策に消極的な日本にとって、女性の社会進出の促進は必要不可欠です。

しかし、現在のジェンダーギャップ状況下では、出産を経て第一線で活躍し続けることは極めて困難です。
もはや合理的ではなくなっている固定観念を引きずることによって、女性が活躍できない日本。大きな社会損失です。
もったいないと思いませんか?

設立のきっかけ

当団体設立のきっかけは、育児+共働き中の女性メンバーが、仕事の負荷は夫婦同等であるにも関わらず、家事育児の割合が女性に偏っていることに疑問を抱いたことから始まりました。
母親になったら職業上の成功を諦め、育児や家事に重心を置くことが当たり前なのでしょうか?
時代はどんどん進んでいるのに、圧倒的に母親に負担の偏るケア責任の考え方だけは昔のまま。
次世代に同じ思いをさせたくない。そんな思いから当団体は立ち上がりました。

法人化の趣旨

今回法人化した趣旨は、任意団体として実践してきた活動や事業を日本社会全体に定着させて継続的に推進していくこと、活動を広げていくために他地域の行政や関連団体との連携を深めていく必要があること等の観点から、社会的にも認められた公的な組織にしていくことが最良の策であると考えたからです。
また、当団体の活動が営利目的ではなく、多くの人々に理解していただくことが不可欠な活動であるという点から、特定非営利活動法人格を取得することが最適であると考えました。

現代の子どもたちが大人になった時、私たちのような思いをすることなく、性別の違いに関わらず安心して育児とキャリア形成を両立できる社会につなげたいと考えています。
法人化することによって、組織を発展・確立させて、日本社会に広く貢献できればと思います。

わたしたちは子育て世代への啓発活動および子供たちへのジェンダー教育を通じ、誰もが能力と個性を発揮できる社会づくりを目指します。

理事の構成

理事の構成は以下のとおりです。

代表理事 田渕 恵梨子
副代表理事 篠原 くるみ
理事 大井 由美
理事 Lin Sun
監事 樋口 道子

活動予定

  1. コンテンツ配信
  2. 家事育児負担、仕事と家事育児両立に関する悩み相談
  3. 子育て世代向けセミナー・講演・ワークショップ
  4. 子供向けものづくり体験
  5. 「家事育児負担可視化ボード」の普及

一人でも多くの方々の理解を得て共感して頂けるよう、一同精進していく所存です。
これからどうぞよろしくお願いいたします。

2017年9月吉日 NPO法人ジェンダーイコール

パパとコ主催「パパとコドモで一緒にミュージアム!」

田渕恵梨子
9/24(土)に開催された、パパとコ主催「パパとコドモで一緒にミュージアム!」に家族で参加してきました。
場所は、文京区にある、東京都水道歴史館。

きっかけは仕事でお世話になっている、森川 寛信さんからのご紹介。
森川さんは、パパがつくるてづくり絵本「パパ絵本」を開発し、父子に向けた普及活動をされています。
詳しくはこちら→https://charity-japan.com/interview/6114

参加者は4家族。子どもたちは4歳〜8歳位でみんな同じくらいの年齢で、アットホームな感じで会がスタートしました。

親子でミュージアム体験を楽しむコツ

まずはじめに森川さんから「親子でミュージアム体験を楽しむコツ」についてのレクチャーがありました。
ポイントは3つ。

①予習体験復習、復習体験復習
ミュージアムに行く前に予習し、体験した後に復習することが重要とのこと、
例えば、西洋美術館に突然小さい子供を連れていくだけだと、すぐに飽きられてしまいますよね。
そこで予習として、事前にインターネットやパンフレットなどで美術館の絵などを先に見せておきます。
そうすることで、実際その絵を見た時に「あ、この絵昨日見たよね?」といった感じで子供に興味を持たせることができるそうです。

②考える3つの問いかけ
「この絵の中で何が起きているか?」「どこを見てそう思ったのか?」「他にもっと発見はあるか?」
作品を見ながらこの3つの問いかけをすることで、ただ単に絵を見るだけではなく、「考えて見ることの習慣」が身につくようになります。

③アウトソーシングではなくDIY
「子供に良い体験をさせてくれるワークショップ」ではなく「子供に良い体験をさせる方法が学べるワークショップ」という意識で参加すること。この意識の違いは重要ですよね。なるほどと思いました。

以上3つのポイントを意識することで、子供を飽きさせずに、親子での体験と思い出の価値を最大化できるとのことでした。すばらしい考えだと思います。

親子でミュージアム体験

レクチャー終了後は、作品コーナーに移動です。
まずは1作品、アートコミュニケータの小松一世さんによる、子供とのコミュニケーション方法を見せてもらった後、各家族で実践へ。


こちらの作品はストーリー性があり、親の問いかけに興味を持って応えてくれた子どもたち。


楽しそうなおもちゃを見つけてしまった次男。こうなると問いかけは通用しませんw
同い年のお友達と夢中になって遊んでしまいました^ ^;

絵本づくり

ミュージアム体験の後は、場所を移動して絵本づくり!
撮影した写真を印刷してもらい、用意された台紙にペタペタ貼っていきます。
そしてテキストのスペースには思い出を記入します。



あっという間に素敵な絵本の完成です!

最後はみんなで制作発表!
体験から制作まで大充実な内容のイベントで、子供たちも大満足でした。

終わりに

東京には、大小さまざまなミュージアムが無数にあります。
いろんな作品に触れ合うことで感性が磨かれて、想像力が豊かになります。
ですが、じっとしていられない子供にじっとしている作品を見て楽しませることは容易ではありません。
そんな中、本当にタイミングよく出会ったのが今回のイベントです。
とても有意義な学びを得られたと共に、森川さんのように、パパが主体となってこのような活動をされていることに感動を覚えました。
パパが積極的に育児に携わっていくことは、私たちジェンダーイコールの目指すところでもあります。
このような活動は、どんどん広めていきたいと思いました。
機会があれば、ぜひ森川さんたちとのコラボイベントも開催させていただきたいです。

森川さん、小松さん、貴重な体験をありがとうございました!

秘密の質問

くるみ
こんにちは!ジェンダーイコールの篠原くるみです!
家では色々とできないので、特に最近はほぼ毎日と言っていいほどカフェに行きます。
今朝、某カフェで新しいポイントサービスが始まったと案内され、会員登録をやってました。
そこで出てきた「パスワードを忘れた時の秘密の質問」。

(さらに…)

小1の壁について思うこと

くるみ
こんにちは!ジェンダーイコールの篠原くるみです!
私事ですが、今年度子供が小学生になりました。メディアによって囁かれていた小1の壁、、わたしもとっても怯えていました。
怯えていました。いましたが、、
うちには小1の壁はありませんでした!
わぁ〜い!
というわけで、みなさんの参考になるかはわかりませんが、せっかくなので理由を考察してみようと思います。

(さらに…)

CMについての影響力!!

最近気になるCMがあります。
そのCMはツイッターのCMです。
世の中、些細なつぶやきで反応するようになってきましたね。
中でもSNSでの炎上は多いです。それだけ影響力のあるツールになってきているのかと私は思います。
そのツイッターのCMでこのテーマをピックアップしCMにしたというところは私的には『あっ』と思うところがありました♪

 

このツイッターのCMをここに載せようと思い、ネットで探しているときにもうひとつのCMも見つけました。それがカゴメのCMです。
このCMは2012年のCMですが意外にも炎上していたようで、興味がある方は検索していただいていろいろなひとの意見などをみていただければと思います。
でもこの炎上理由はどうやらこの短いCMのなかでかいつまんで放送しているからなのか誤解が結構生じているようです。
カゴメ側の内容としては

〜 「共働きの朝」篇 〜
◇内容:
夫婦がともに仕事をしながら、子どもを育てる。忙しく、慌ただしい朝は、ゆっくり食事をするのも難しい。夫が朝ご飯をつくっている傍ら、着替えをして、ケータイを探して、子どものエプロンをつけさせる妻は、朝ごはんを食べる時間をなくしてしまう。「ごめん、ごめん」と言いながら、家を出なくてはいけない妻に、夫が一杯の野菜生活を注いでくれる。「ありがとう」という妻の言葉が、慌ただしい朝を、優しい時間に変えます。妻役を内山理名さん、夫役を永岡佑さんが演じる、理想の夫婦の何気なく、心温まる朝のやりとりは必見です。忙しく、でも幸せな家族の余韻が、いつまでも胸に残る仕上がりになっています。

というものです。これを頭に入れてみていただければ何の問題もないと思うのですが、年代の問題なのでしょうか??
私的にはまたこのCMを流してもらいたいなと思うCMです。

 

KAGOME

【ご報告】NPO法人の申請をしてきました!

こんにちは。ジェンダーイコールの田渕恵梨子です。

昨日、当団体のNPO申請をしてきました。
今後3ヶ月以内に申請結果が出ますので、無事に認証されれば10月から「特定非営利活動法人ジェンダーイコール」として活動してまいります。

わたしたちは「男は仕事、女は家庭」に代表されるような、社会に根付く固定的な性別役割意識に疑問を投げかけ、

  • 性別にかかわらず「仕事と生活の調和」を図れる社会
  • 誰もが個々の能力を存分に発揮して自由に自分らしく生きることができる豊かな社会

このような社会づくりを目指します。

理事の構成は以下のとおりです。

代表理事 田渕 恵梨子
副代表理事 篠原 くるみ
理事 大井 由美
理事 Lin Sun
監事 樋口 道子

とご報告はここまでとさせていただき、今回はNPO申請において当団体ならではの3つのトリビアネタを書きたいと思います。

1.旧姓って使えるの?

私(田渕)を含め、当団体の半数のメンバーは旧姓を使用しています。
ダメ元で都庁に確認したところ、なんと書類全てにカッコ書きで新姓を入れれば旧姓使用OKという回答が!
超喜んで、全ての書類に「旧姓(新姓)」−−−私の場合は「田渕恵梨子(鈴木恵梨子)」−−−で統一して書類を整えたのですが、
提出直前に1つ疑問が浮上。「捺印は旧姓で良いのか?」
都庁に電話して確認したところ、なんとそもそも最初の回答が誤っていたらしく、

”「旧姓(新姓)」ではありません。住所確認書類の姓と合わせる必要があるので「新姓(旧姓)」が正しいです。印鑑ももちろん新姓でお願いします。”

と言われてしまった。。。( ̄△ ̄;)エッ・・?
全然意味合い違うし。考えてみれば選択的夫婦別姓すら認めないこの国が、登記に関わる話で旧姓をメインに使うことを許容するはずがないんですけどね。。。とはいえ、そう思って前回「旧姓(新姓)」OKがにわかに信じがたく何回も確認したのに。。。正直、軽々しく間違えないでほしかったです。
これ以上は愚痴になるのは控えます^^;ただ、1つだけ言えることは、旧姓を併記できるようになったのは平成27年2月27日からだそうです。詳しくはこちら。なので少しずつ進歩はしているということですね。何事もポジティブに考えたいと思います。

という訳で回答は、「旧姓メインの表記はNG。新姓(旧姓)の表記であればOK。」となります。

2.外国籍の人や海外居住者は理事になれるの?

結論から言うと、外国籍の人も海外居住者も理事になれます。
当団体では、理事のLin Sunは中国籍、監事の落合 道子は日本国籍ですがイギリス在住です。(住民票もイギリス)
それぞれ、居住国の公的機関が発行した住所証明書類1種類もしくは海外の自宅宛に届いている郵便物が2種類あればOKとのことでした。
ただ、外国籍もしくは海外居住者が代表理事になる場合は少し厄介かもしれません。申請が認証された後に行う登記は通常、代表理事名義で行うためです。
詳しく確認はしていませんが、さすがに登記となると自宅宛の郵便物でOKしてもらえるとは思えません。
ですので、もし外国籍もしくは海外居住者の方が代表理事になろうとしている場合は、事前確認が必須です。

3.海外居住者の住所確認書類は原本が必要?

申請時は少なくとも複写でOKとのことです。写メでもA4サイズになっていればOKとのことでした。
但し、登記の際は原本を用意してくださいとのことでしたので、申請期間の間に原本を手配しておきましょう。

さいごに・・・

いかがでしたでしょうか?
最後に都内在住者限定になりますが、申請内容の相談先について書いておきましょう。
NPO法人の申請先は「東京都生活文化局都民生活部管理法人課NPO法人担当」になります。
ですが、こちらでは書類の整合性チェックしかしてもらえません。認証手続きも都庁で行う手前、アドバイスができない立ち位置にあるからです。
もし申請内容(例えば、予算についてなど)について相談したい場合は、飯田橋にある「東京ボランティア・市民活動センター」をお勧めします。
■東京ボランティア・市民活動センター

電話番号は03-3235-1171です。こちらには、公認会計士や弁護士などの専門家が常駐しており、予約をすれば無料相談に乗ってもらえます。電話相談であれば予約も不要です。(専門家が不在の場合もあります。)
これからNPOの立ち上げを検討されている方は、ぜひ利用してみてくださいね。

それと、東京都 NPO法人ポータルサイトは東京都が運営しているNPO法人に関連する情報を提供しているサイトです。「ガイドブック」というリンクをクリックすると、「NPO法人認証制度にかかる概要、手続についてのガイドブック」をダウンロードすることができます。このガイドブックに申請書類の設立認証申請手続から認証後の手続(設立の登記等)までの情報がかなり詳しく記載されていますので、一番最初にひととおり読んでおくことをお勧めします。

果たして、私たちの申請内容は無事に認証されるのでしょうか!?
結果が出たら、またこちらでお知らせしたいと思いますので、お楽しみに!
それではまた!

「奥さん」以外の呼び方を考えませんか?

こんにちは。ジェンダーイコールの田渕恵梨子です。

「奥さん」
みなさんは普段、この呼び方に対してどう思われていますか?

以前、当サイトの第8回座談会「配偶者のことをなんて呼ぶ?」では、主に男性配偶者に対する呼び方について取り上げました。
今回は女性配偶者に対する呼び方について考えてみたいと思います。

「奥さん」の由来

奥さんという呼び方は語源由来辞典によるとこのように説明されています。

奥様の「奥」は、入り口から離れた場所が原義で、その意味から、奥にある建物や部屋をさすようになり、そこに住む住人も意味するようになった。
「大奥」という言葉もあるように、奥に住むのは女性で、もとは公家や大名などの妻の敬称として使われ、身分の高い人の妻をいった。
のちに、武家や富商でも使われるようになり、一般にも広く用いられるようになった。 「奥方」も同じく、奥の方に住む人の意味からである。

また、日本語〜気になるあの語源では、このように説明されています。

ちなみに、「夫人」「奥さん」も高貴な身分な女性を指す言葉が由来。
夫人は天皇の御妻(みめ)の1つ。皇后、妃に次ぐ第3の地位の女性で、それが後に貴族の妻、さらに現在では他人の奥さんに対する敬称として使われています。

「高貴な身分の女性を指す」と言われても、違和感満載です。
日本の歴史では、北条政子や江戸時代の大奥など、一部の女性は権力を持っていたかもしれませんが、基本的に政治の表舞台に立つのは男性だったと思います。(現代の日本でもそうですが・・・)
権力のある血縁者や男性配偶者がいて初めて女性が「高貴な身分」を勝ち取れる時代。
性別役割が当たり前に根付いている社会から生まれた言葉だと思っています。

「奥さん」への抵抗感

私は普段から「奥さん」と呼ばれることにものすごく抵抗があります。
奥になんていません。日々社会の第一線に立っている意識で仕事に取り組んでいます。
そして世の女性にはどんどん社会で男性と対等に活躍してほしいと願っています。
「奥さん」という言葉は、「男性と対等に」という思いを邪魔してしまう気がするんです。
その言葉を使い続けることで、知らず知らずのうちに言葉に甘えてしまい、時には都合よく逃げてしまうように思います。
「私は奥さんだし。」とか「本来は主人がやることだし。」とか。。。
逆に主人と呼ばれる男性側からすると「自分は主人なんだからがんばらなきゃ。」等、無意識のうちにその言葉の呪縛に囚われて自分を追い詰めてしまう可能性もあります。

「奥さん」以外の呼び方が無いことに気づいた

という訳で、「奥さん」という言葉に差別意識を感じるので、できる限り使用を避けたいと思っています。
ですが、、、他に呼び方が無いんです(泣)
例えば、仕事でクライアントの家族構成をヒアリングする機会がたまにあるのですが、相手が既婚男性の場合、「奥様は・・・」という言葉は避けて通れません。
「配偶者様はどんなお仕事をされていらっしゃいますか?」とか言っても絶対「はぁ?」って思われますよね(汗)
で、結局使ってしまうんです。「奥さん」、「奥様」を。。。
使いたくない私にとっては言葉の拷問です。
女性配偶者の呼び方で誰にでも伝わる言葉ってこれ以外に無いですよね?

この呼び方を変えていきたい

「奥さん(奥様)」と「ご主人」。
この呼び方、そろそろなんとかしませんか?
我々は新しい時代に生きています。もうこの言葉達は明らかに古い。時代に合っていない。
将来、今の子ども達にも同じ疑問を持たせるなんてゾッとします。
私たちの世代のうちに「奥さん」や「主人」の言葉を一掃して、時代に合う言葉を浸透させたい。
一番の問題は、今の日本に代替用語が無いこと。
撤廃以前に、回避できる言葉を作って浸透させることが先決だと思っています。
みんなで代替用語案を考えてみませんか?
もし良い案があれば、ぜひこちらのコメントに投稿してください。
私たちジェンダーイコールのメンバーでも案を出し合っていきたいと思います!